2015年5月31日日曜日

新日本婦人の会の総会で、DVD[標的の村」の観賞をしました。沖縄、高江のヘリパッド建設反対闘争を取材したドキュメントです。高江は米軍の演習場に囲まれた村です。住民は低空飛行する軍用ヘリの騒音と墜落の不安に常にさらされ、これ以上の基地建設は許せない、と座り込みの反対闘争を続けています。それを同じ沖縄の警察が排除に来ます。「あんたたちはこちらに来る人間だろう。」「こんなところにいないで、休暇を申し出たらいい。」と住民が話しかけます。同じ沖縄人として、基地の痛みはわかっているだろう。なぜ、ここで自分たちの邪魔をするような仕事をするのかと・・・。警察官は黙々と住民を抱え上げ排除、排除されたらまた戻ってきて座り込む、住民も粘り強く繰り返します。オスプレイが沖縄に配備されるときも、普天間に行って同じように、粘り強く。日本政府の沖縄に対する冷たさ、沖縄住民の熱さに、とても複雑な気持ちになり、見ながら涙があふれました。今日も沖縄の人々はこんな闘いを、高江で、辺野古で、繰り返しているのだと思うと、胸が熱くなりました。たくさんの人に見てほしいDVDでした。

2015年5月24日日曜日

 大阪市の住民投票が終わって1週間たちました。
大阪市民の良識が示された結果で本当に良かったと思います。
大阪市民に賛成か反対かを問う二者択一を迫る、市民を二分して闘わせる、残酷な選挙でした。
賛成を書くのは楽だけれど、反対とまでいえない、よくわからない人が大半だろうから、住民投票で反対派が勝利するのは大変だろうと思っていましたが、見事に市民に訴え切り、市民も答えた結果が今回だと思います。
橋下市長は、さわやか記者会見で、相変わらず歯切れの良い、潔いポーズを見せました。けれど、マスコミのインタビューを聞くと、もっとやってほしいと周りから持ち上げるかのような、言い方が気になりました。皆から乞われてしかたなく?政界復帰の図が見えそうな・・・。あるいはまたもマスコミに出放題で、もう公人ではないからと言いたい放題・・・。どちらもこれからの世相に大きな影響を持ちそうです。
ともあれ、これから、大阪市を大阪市民のものに取り返し変えていく、新たな闘いが始まります。そして橋下氏の語った民主主義を本当の意味で実現していく闘いも。頑張りましょう。


2015年5月7日木曜日

住民投票

  大阪市内に、大阪都構想の住民投票の反対の宣伝に行っています。高槻・島本は大阪市北区と福島区にはいります。北区では中崎町の路地をぬってのビラ配りをしてきました。路地には町の人々が出てきて神社のお祭りをしていたり、トタンの塀によってたかってペンキで絵を描いていたり、観光客が路地の中にたくさんある小さなお店を目当てに三々五々歩いていたり、うわさに聞いていた中崎町を垣間見た思いでした。
  福島区では、ハンドマイクを持って街頭宣伝。道行く人が手を振ったり、「頑張って」と声をかけてくれたり、とても温かい雰囲気、子どもたちが寄ってきて、「反対!福島区がなくなるのあかん!」と。町のあちこちに藤の花があります。藤は福島区の花として区あげて藤の街づくりに取り組んでいるそうですが、特別区になったらこんなことはできなくなる、と地元の人が話していました。
  「大阪市がこのままではあかんやろ、維新はなんか変えてくれる」という期待感も強く、「あんたらは何かえてくれるねん」といいよる人もいて、けして簡単な闘いではないとも感じました。
あと10日、もう何度か行くつもりですが、市内の活動家の方たち、大変でしょうが、壊したらもとには戻せない大阪市、守り切って欲しいものです。